不動産投資の「メリット・デメリット」を天秤にかける。

メリットとデメリットは常に表裏一体です。デメリットを恐れて行動を止める必要はありません。ただし、そのリスクがどこに潜み、どの範囲に影響を及ぼすのかを正しく把握しておくことが重要です。

2026.01.23
投資

良い面だけでなく、負の側面を理解して初めて「判断」ができる

物事の片面だけを見て下す決断を、大人は「判断」とは呼びません。それは単なる「期待」あるいは「盲信」です。

不動産投資という広大な海に漕ぎ出す時、私たちは追い風となるメリットに目を奪われがちですが、同時にその深淵に潜むデメリットをも冷静に見つめる必要があります。光が強ければ強いほど、その影もまた色濃くなるのが、この世界の理だからです。

今回は、不動産投資がもたらす恩恵とその代償を、MNYZの視点でフラットに紐解きます。


現状 ―― メリットとデメリット

不動産投資を語る上で避けて通れない事実、それは「実物資産」であるという点です。

  • メリット
    • インフレ耐性 : 物価上昇に伴い資産価値や賃料が上がる傾向があり、貨幣価値の下落から資産を守ります。
    • 安定したキャッシュフロー : 入居者がいる限り、毎月一定の分配金が得られる「不労所得」の仕組み。
    • 節税効果 : 減価償却費などを活用し、所得税や住民税の圧縮が期待できるケースがあります。
  • デメリット
    • 空室・滞納リスク: 最大の敵は「無益な時間」です。入居者がいなければ、収益は瞬時に途絶えます。
    • 流動性の低さ: 株やFXのように数秒で現金化することはできません。売却には時間と手間を要します。
    • 価格下落・災害リスク: 建物は老朽化し、天災という抗えない力に晒される可能性を常に孕んでいます。

MNYZの視点 ―― 投資とは、背負うべき「リスク」を自ら選ぶ行為

MNYZは、デメリットを「避けるべき不運」とは考えません。むしろ、それはリターンを得るための「正当なコスト」であると定義しています。

投資における「得」とは、何のリスクも負わずに手に入る魔法ではありません。自分がどのデメリットを、どの程度まで引き受けることができるのか。その範囲をあらかじめ見定め、納得して一歩を踏み出す。そこに、一人の自律した投資家としての品格が宿ります。

メリットだけを追い求め、デメリットを否定する者は、不測の事態に直面した際に容易に崩れます。デメリットを理解し、それをコントロールする術を身につけた者だけが、長期的な安定と実益を手にすることができるのです。


行動指針 ―― リスクを御し、納得を手にするために

メリットとデメリットのバランスを保ち、冷静な判断を下すために、以下の3点を意識してください。

  1. デメリットを書き出し「許容できるか」を自問する : 万が一、空室が続いたとしても、あるいは元本が数%毀損したとしても、自分の生活の質が変わらない範囲かを確認してください。
  2. リスクを打ち消す「仕組み」があるサービスを選ぶ : 不動産クラウドファンディングであれば、運営会社が損失を先に被る「優先劣後方式」などが機能しているかを精査しましょう。
  3. 情報を多角的に集め、盲点をなくす : 運営側の資料だけでなく、客観的なエリアのデータや、否定的な意見にも耳を傾け情報の整合性を取る必要があります。

メリットとデメリットは常に表裏一体です。デメリットを恐れて行動を止める必要はありません。ただし、そのリスクがどこに潜み、どの範囲に影響を及ぼすのかを正しく把握しておくことが重要です。

TOP Latest 不動産投資の「メリット・デメリット」を天秤にかける。